2011年12月24日土曜日

「2020年の東京」まとめる

東京スカイツリー(東京スカイツリーHPより)
東京都の長期戦略が発表された。防災や自立エネルギーに焦点をあてた内容となったそうだ。エネルギー関連では、低炭素で高効率な自立・分散型エネルギー社会を創出することをあげている。環境問題の配慮として、100万キロワット級の天然ガス発電所の新設、戸建30万戸に太陽光パネル設置、コージェネ導入に容積率緩和策などを盛り込んだ。(産経新聞)

2011年12月19日月曜日

結露防止うまくいかず、

結露防止フィルム
無念にも結露が、、
冬に備えて今年は、寝室の窓の結露対策を考えた。近くのホームセンターに行って買ったフィルム、空気層があって窓表面に張り付けることで表面温度が下がるのを防いて結露しないようにするわけだ。

だが、結果はNG、空気層をつくるためのセパレート部が熱橋となったせいか、フィルムの表面には余儀なく水滴が発生。これでは結露防止にはなれず、使えものにならない。

2011年12月13日火曜日

H22年のCO2排出量

日本の昨年度CO2排出量の速報値が発表された。12億5600万トン、平成21年度に比べて3.9%増加したそうだ。これは京都議定書の基準年の0.6%削減されたもので、排出枠の海外から購入分を含めると10.3%削減となるとのこと。
問題はこれからで、原発の火力発電への移行でCO2排出量をおさせることは困難になるうえで、電力会社などの会社の経営悪化により、排出枠の購入は厳しくなる見通し。これからの削減目標達成に暗雲がかかる。(産経新聞)
チャイナネットより

2011年11月29日火曜日

COP17スタート

今週月曜からCOP17が南アフリカのダーバンで開かれている。190カ国が参加し、CO2排出量の削減に向けての協議を行う。京都議定書の期限きれの前に法的拘束力のある合意を目指す。巨大排出国である、中国、アメリカ、ブラジル、インドの参画が焦点となる。また、新興国や開発途上国への資金作りが課題である。HPを訪れると、最新の情報が見れる。iphone,ipadのアプリもあり、最新情報を発信しているので、試してみるとよい。


2011年11月27日日曜日

CO2排出増加、最高の伸び 最悪シナリオ上回る 米エネルギー省

2010年の世界全体の二酸化炭素(CO2)排出量は09年に比べて18億8千万トン増え、1年間の増加量としては過去最高の伸びを記録したことが3日、米エネルギー省のまとめ(速報値)で分かった。同省は日本の10年の排出量を09年比6・8%増の11億3900万トンと計算、日本が排出する約1・7倍の量が1年間で増えたことになる。  AP通信によると、排出量の増加は、今世紀末の平均気温が20世紀末に比べて4度上がるとした「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の最悪シナリオの想定を上回る勢いで、さらなる気温上昇の恐れも出てきているとしている。  同省傘下のCO2情報分析センターによると、10年の世界のCO2排出量は335億トンで、前年に比べて5・9%伸びた。増加量が多いのは米国と中国で、この2国だけで増加分の半分以上を占める。(産経新聞)

2011年11月6日日曜日

テクノシンポジウム名大

「BREEAMとBIMの概要と建築設備コミッショニングへの活用」というテーマでシンポジウムが開催されます。2011年新しくリリースされたBREEAM、最近話題のBIMを紹介いただき、コミッショニングへの活用について議論します。

■主催:(財)日比科学技術振興財団
■日時:2011年12月15日(木)13:30~16:50
■会場:今池ガスビル7F、A会議室(名古屋市千種区今池1-8-8)

詳しくは、以下のリンクをご参照ください。
http://yoonq4.web.officelive.com/techno2011.aspx

2011年9月20日火曜日

大停電

9月15日、韓国で史上最大の停電が起こった。需要電力の予測失敗と供給可能電力量の計上ミスが重なった。実際の需要は約6,800万kWに対して、供給力は約320万kW足らないものだった。しかし、供給可能電力の見込みは約7,000kWと現実とはことなっていたようだ。周波数が低下し、危険を回避しようと輪番停電に踏み切り、全国的に停電となり、社会システムが最大で5時間にわたりまひしていた。いろいろ原因はあるだろうが、停電がもたらすことの深刻さに鈍感だったのがもっともの理由ではないか。

2011年7月20日水曜日

Website conference

第10回IEAのヒートポンプ会議が開かれている。今年5月の開催予定であったが、東日本大震災の影響で見送ることとなった。その後、ウェブ会議形式で行うことを決め、6/27~8/30まで実施する運びとなった。最初、どんなものかよくわからなかったが、実際ログインしてみて仕組みがわかった。ジャーナルのように、各セッションの論文がリストアップされて、質問を投稿できるようになっている。第1著者はそれにレスを出す。このやり取りは、質問者と著者とで1対1のやり取りとなるようだが、一応質疑応答形式で学会の形は整えているように感じた。あとは、どれだけアクセスして会議に参加するかにかかる。

私の発表セッションの様子、
各々の論文は閲覧でき、質問を投稿できる。

2011年6月29日水曜日

新日本空調さん、節電対策一覧を公開

この夏の電力不足をどう乗り切るかで、各分野で対策をまとめて公開している。建築学会や空気調和衛生工学会も5月に節電対策関連でシンポジウムを開いた。新日本空調さんも節電対策一覧を公開したので、のぞいてみた。応急と中長期対策に分けて対策を提示していて、計7つのカテゴリに分類して解説している。外調機の送風温度を2℃あげると節電できるとしているが、空調方式によっては、効果がないので、ハテナ、、
ドライミストが応急対策にはいていて、ミストを研究している私にとっては、うれしい。みなさん~、ミストしてクーラーは消しましょう、なんて、ミストがなければうち水でもいかがですか。
こちらから詳細はご覧になれます。

2011年5月3日火曜日

透明な太陽電池?

透明な太陽電池の時代渡来か、以下の文献によると、有機質のPVだが可視光線の透過率を55%としながら発電効率は2.4%までに成功、さすがMIT
http://apl.aip.org/resource/1/applab/v98/i11/p113305_s1?bypassSSO=1

2011年5月2日月曜日

電車の室温緩和について

京王電鉄は東日本大震災に伴う夏場の電力削減に対応するため全車両を「弱冷房車」の車内温度に設定し運行する検討を始めたという。通常は車内温度を26度に設定しているが今夏は弱冷房車の28度に引き上げるそうだ。By日経
これで、一定の節電効果はあるだろう。しかし、この効果は単に未処理負荷から生まれるもので、車両内の湿度処理ができなくなり、蒸し暑い状態を作り出すだろう。車両内のの湿度を監視して湿度上昇には配慮する必要はあるだろう。人混みのときは湿度がちゃんと取れない恐れがあるからだ。

2011年4月28日木曜日

節電対策の留意点

空気調和・衛生工学会は、電力不足による緊急節電対策における留意点をまとめて発表している。業務用建築と住宅にわけてその留意点を示している。わかりやすくまとめられているので、早引き省エネ手帳としても活用してよさそう。
業務用ビルにおいては、運用方法の変更とそれに対する留意点をまとめたが、運用方法変更は、運用の適正化、条件の緩和、範囲の限定、負荷の平準化に分類している。中で目をとめたのが、冷凍機やマルチパッケジエアコンの最大容量制御だが、節電努力から負荷が減り低負荷になることへの対応になるからだ。
住宅においては、家電・照明などの節電、日射の遮へい、通風の利用、エアコンの効率的利用が挙げられている。エアコンの効率的利用では、ドライ運転は省エネにならないとして注意を呼び掛けている。
詳細はこちらから、http://www.shasej.org/topics/1103/seuden teigen.html

2011年4月17日日曜日

在宅勤務支援サービス拡大へ

情報通信各社が在宅勤務支援サービスを拡大するそうだ。今回のような震災時に一定の業務をつつけるために在宅勤務の活用を検討する企業が増えたとか、USBがカギ代わりとなり、自宅から会社のPCへアクセスでき、作業のあと自宅のPCには何も残らない、セキュリティ面でも徹底している。これは最近注目されている「クラウドコンピューティング」がこれを可能にする。
平常時でも作業効率上、問題さえなければ在宅勤務はいいのではないかと思う。無駄な移動時間を省けて、交通機関のCO2排出も抑えられる。一方、オフィスビルの人員密度は小さくなり、空調機器の低負荷への対応性、ビルの用途変更へフレキシブルさが求められるようになるかもしれない。

2011年4月16日土曜日

インチョンに潮力発電所建設か、

インチョン国際空港の近くに、潮力発電施設を建設する計画が動いている。延長18kmの防潮壁を建設し、満潮のときにためた海水が引くときにタービンを回して発電をするという。発電容量は、約130万kWで順調に進めば、2017年ごろには竣工するそうだ。

2011年4月13日水曜日

韓国、電気自動車時代に近づく

韓国の大手企業であるサムソンやLGは電気自動車の電池製造に躍起になっている。今月LGは韓国国内に年間10万台分の電池を生産できる工場を竣工した。これは世界最大規模というが、、
韓国政府は、電気自動車の普及策としてガソリン自動車の購入価格との差額の半分を補助金として出すという政策を打ち出して、今後電気自動車の売れ行きが注目される。電池の充電施設のインフラ整備が急がれるなか、当面は短距離運用車向けの普及を狙うのではないか。

2011年3月30日水曜日

名古屋大学新4号館、見学会

新4号館西側
名古屋大学の工学部新4号館が竣工を間近に控えている。昨日見学会があって参加してきた。延べ床面積は約15,000m2、地上7階、工学部と理学部が入居する。ノーベル賞の益川・小林先生もこの建物に入居されるから話題だ。自然換気、アースチューブなどパッシブな省エネ手法も多数採用されたが、これからこれらの検証結果が待ち遠しい。

2011年3月28日月曜日

LNG争奪戦

LNGタンカー船
日本と韓国は、世界の1,2位と並ぶLNG輸入国である。東電は今回の大地震で火力発電を増強せざるを得ず、LNG確保へ走り出す公算が高い。となると、LNG供給と需要のバランスから価格高騰へ至る懸念がつよい。by YTN

2011年3月23日水曜日

優秀ポスター賞

先日、空気調和・衛生工学会中部支部の学術発表会がありました。そこで、研究室の吉岡さんが優秀ポスター賞に選ばれました。論文のタイトルは「業務用ビルの外気負荷低減手法に関する研究」という題材で、実在建物の外気負荷低減手法における導入効果を検証したものです。頑張った甲斐あってよかったですなぁ!
授賞式(左は久野支部長)

2011年3月4日金曜日

LCEMツールVer3.03ついにリリース

LCEMツールVer3.03がついに公開された。今回で6回目のバージョンアップになるが、GHPチラ-、氷蓄熱ユニットなど熱源機器・システムのオブジェクトが追加された。ユーザー支援ツールも整備されて使いやすくなったので、ぜひこの機会に試してみてほしいです。ツールは無料で以下のリンクよりダウンロードできます。どしどしご活用ください。

http://www.mlit.go.jp/gobuild/sesaku_lcem_lcemtool_index.htm

2011年1月19日水曜日

韓国のエコポイント

日本にはエコポイントがあるが、韓国にはエコマイレージがある。電気、水道水、都市ガスなどエネルギー使用量を減らすとその実績に対してマイレージをもらえる。二酸化炭素の10gの削減に1マイルを与え、それが1ワォンになる。エコマイレージカードを申請し、マイレージを貯めると銀行の口座に預金として振り込まれる。

2011年1月16日日曜日

韓国の電力需要

この冬、厳しい寒さで電力需要が供給量の限界寸前に達したようだ。電力消費量は7184万kWを記録し、供給予備率を6%も下回ることとなったそうだ。それで、韓国政府は室内設定温度を18℃以下にするとともに電力のピーク時間帯には暖房機を停止するように各官庁に指示をしたそうだ。ピーク時間帯は一日2回で11時~12時と17時~18時だとするが、、暖房負荷のトレンドを考えると昼間のピーク回避には暖房機器停止だけでは簡単にできそうにないように見える。

2011年1月11日火曜日

波力発実用化へ、

アメリカのオーシャン・パワー・テクノロジーズ社は、150キロワット級の発電機の開発に成功したそうだ。高さは約50mで、重さは220トン。タワーのような形をしている。そこは海底に固定されて、頭の部分が波で上下運動をする力で発電をする。2012年までに10機を使って約1500キロワットの発電をする計画。1500キロワットは、家庭約百世帯分に相当する。