2010年の世界全体の二酸化炭素(CO2)排出量は09年に比べて18億8千万トン増え、1年間の増加量としては過去最高の伸びを記録したことが3日、米エネルギー省のまとめ(速報値)で分かった。同省は日本の10年の排出量を09年比6・8%増の11億3900万トンと計算、日本が排出する約1・7倍の量が1年間で増えたことになる。
AP通信によると、排出量の増加は、今世紀末の平均気温が20世紀末に比べて4度上がるとした「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の最悪シナリオの想定を上回る勢いで、さらなる気温上昇の恐れも出てきているとしている。
同省傘下のCO2情報分析センターによると、10年の世界のCO2排出量は335億トンで、前年に比べて5・9%伸びた。増加量が多いのは米国と中国で、この2国だけで増加分の半分以上を占める。(産経新聞)
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