2013年11月16日土曜日

進化する建築

建築の概念が大きく変わろうとしている。ファサードデザイナーのAbdulmajidさんが設計したAl-Bahr Towerはその代表例といえよう。日射を遮るために、可動式の傘を外壁に取り付けた格好をしている。

コンペのコンセプトは、飛びぬけたランドマークであり、文化や環境に結びついたオフィスビルであった。そのコンセプトにふさわしいビルだと感じる。

設計者の話では、この建物の建設コストは通常の建物に比べて高くないとしており、エネルギー消費量も20%程度小さいという。
建物の概要(CTBUHより)
可動式の日よけ傘
これからの建築はZEBなど挑戦的な課題を突き付けられる。動かない建築はもうふるいかもしれない。環境やニュースに答えて、再生可能エネルギーを建物一体化させることに加えて、動く建築が求められる時代になったと感じる。

2013年11月15日金曜日

太陽光発電と火災

太陽光発電(PV)の増加に伴い、火災に対するリスクを考える必要生が増している。ほかの家電製品に比べて危険ということはないはずで、パネルそのものが出火の原因になることはまれだが、設置不良による火災の恐れや火災時の消火活動に注意を払う必要があると指摘されている。

消火活動中に問題となるのが、通電時による感電だが、アメリカの消防はポータブルの絶縁カバーを持っていくらしい。あとは、パネルの荷重で火災で脆くなった屋根の崩壊を早めることが指摘されている。

太陽光パネルは決して危険なものではなく、嫌気することはない。ただ、火災時など非常時に備えることが大事である。by BRE(http://www.bre.co.uk/page.jsp?id=3210)

火災で屋根が陥没

WTCアメリカ第一の高いビルとなる。

アメリカの建築委員会が12日、第一WTCビルをアメリカ国内の最高ビルとして認定した。高さはアメリカ独立宣言を記念して1776ft(541m)である。(104階建て、延床は約28万m2)
2001年9月、痛ましい事件からはや10年がたち、WTCの再建が2005年始まってから間もなく竣工を控えている。設計はNorman Fosterさんである。再生可能エネルギー利用、昼光利用、雨水利用、リユース建材活用などサステーナブル建築を実現している。

第一WTCを合わせて、4つのWTCビルが同時進行で建設が進んでいるが、そのうち、第4WTCは牧先生が設計されたことで関心を集めている。

WTC-1
足元には9・11メモリアル

2013年10月31日木曜日

Energy Plus、最新バージョンがリリース

アメリカのエネルギー省が開発してリリースしているEnergy Plusの最新バージョンが公開された。

DOEのサイトより
新しい機能としては

  1. 複雑な形状の窓システムの支援
  2. 自然換気のモデル強化
  3. パッケージのような空調機器の新規モデル
  4. HVACシステムの機器拡充
  5. 不具合システムのモデル化機能など
ZEBに対する関心が高まるなか、建築側の省エネ策を定量的に評価できるツールが求められている。特に1.2.の機能は気になる機能である。

CO2排出量の増加傾向が鈍くなった?

オランダの環境評価機関が、世界CO2排出量の最新のレポートを発表した。2012年のCO2排出量が新しくまとめられており、排出量の増加傾向に変化があるそうだ。

2012年の世界CO2排出量は345億トンで一昨年に比べて増えたことには例年と違いはないが、その増加率が1.1%と過去10年間の平均増加率の2.9%に比べて鈍化したということだ。

その理由として、中国、US、ヨーロッパ諸国の情勢と再生可能エネルギーの普及があげられた。中国は水力発電が増えたこと、USではシェルガス開発で石炭の使用をガスに変換されたこと、ヨーロッパ諸国の不景気がその要因だと分析された。再生可能エネルギーは2012年に世界シェアの2.4%を占めて、年々増加しておりその増加率も急伸しているそうだ。

この調子でいけば世界のCO2は減少に転じる日がくるかもしれないが、まだまだハードルが高いといえる。(BBCニュース)