建築の概念が大きく変わろうとしている。ファサードデザイナーのAbdulmajidさんが設計したAl-Bahr Towerはその代表例といえよう。日射を遮るために、可動式の傘を外壁に取り付けた格好をしている。
コンペのコンセプトは、飛びぬけたランドマークであり、文化や環境に結びついたオフィスビルであった。そのコンセプトにふさわしいビルだと感じる。
設計者の話では、この建物の建設コストは通常の建物に比べて高くないとしており、エネルギー消費量も20%程度小さいという。
|
建物の概要(CTBUHより) |
|
可動式の日よけ傘 |
これからの建築はZEBなど挑戦的な課題を突き付けられる。動かない建築はもうふるいかもしれない。環境やニュースに答えて、再生可能エネルギーを建物一体化させることに加えて、動く建築が求められる時代になったと感じる。
0 件のコメント:
コメントを投稿