新電力とは、50万キロワット以上の小売電力事業者が提供する電力のことで、今年春から経産省がこう呼ぼうと決めた新造語である。以前までは「特定規模電気事業者(PPS)」と言われていたものだ。2000年の電力自由化当初、契約電力の上限2000万キロワットから現在の50万キロワットまで上限を下げて、総電力量の60%までが自由化の対象になってきたようだ。それでもまだその実際のシェアは3.5%(2011年調べ)にとどまっており、これからの新電力の拡大が期待される。(日経2012.11.5朝刊)
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新電力のシェア(日経新聞より) |
で、CATVの事業者がマンション向けに、放送・通信とセットに電力小売事業を展開するようだ。一般家庭向けには自由化の影響が及ばないように見えたが、マンションのようにまとまっている需要向けに自由化は成り立つ。これで、「新電力」という新造語はまたわれわれにもっと近づくだろう。
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