2019年12月30日月曜日

政治家たちは時に事実を否定する

政治家たちは時に事実を否定する。科学の成果や知識、合理的な考えを犠牲にし、偏狭な物の見方が広がっている。私たちの生活が気候に悪影響を与えていることを示す、圧倒的根拠が尊重されていない。若者たちが、科学に耳を傾け行動を起こすべきだと立ち上がったことは支援に値する。(中日新聞2019.12.30朝刊引用)

この言葉は、今年ノーベル賞の授書式での、カールヘンリック理事長の開会あいさつの一部である。その通りである。

2019年10月2日水曜日

不都合な真実

国連の気候変動サミットで、16歳の少女が演説が話題になっている。気になってYouTubeで演説の内容を見たが、特に間違ったことをいうているとは思わなかった。しかし、世間からはその内容よりも彼女の威圧的な態度を前面に出して揶揄すらしている。なぜか。

数日前に東日本大震災時に起きた原発事故に対して、東電の旧経営者ら3人が起訴された刑事事件の判決がでた。争点は3つだ。災害は予見できたか、事故は防げたか、対策を怠ったか。判決は無罪であった。私が問題視したのは災害は予見できたかについて、

科学者だちが津波の予見を指摘し、国がそれをまとめた。だが、それの信ぴょう性が乏しいので予見できなかったとの理屈だ。今の温暖化の話にもどうろ。彼女が言うていることは都合のわるいことばかりなのだ。科学者だちが現代の科学を駆使して割り出した結論なのに、自分だちに不都合なために聞く耳をもとうとも思わない。

どうにもできない未来を彼女だちに押し付けようとしていることに怒っている。当然のことだし立派な行いだ。彼女だちに耳を貸さない大人たちは恥を知るべきだ。
国連で演説をしているグレタさん

2019年9月14日土曜日

SF6ガスをご存じですか?

SF6ガスをご存じですか?

優れた絶縁性能を有する気体で、安定していて人体にも無害な化学合成物質のことです。

また、近年の再生可能エネルギーの普及に相まって、その使用量も年々伸びているそうです。ところが、このSF6ガスですが、皮肉なことに温室効果ガスの一つでなんとCO2の23,500倍もの影響度が高いそうです。

このガスについては早くもCOP3の会議で温室効果ガスに認定されて取り組みが続けられているのですが、コスト増を嫌い代替ガスへの切り替えが進まないとのことです。

フロンガスもエアコンの冷媒として多用されてきたが、オゾン層破壊の主犯とされて、その使用を世界的に禁止された歴史があります。SF6ガスも人類の英知を発揮して使用を禁止させるようになると良いのですが、その見通しは決して明るくないそうです。
SF6ガスは電力の安定供給に欠かせないという