2014年11月13日木曜日

アースチューブの事例

今日、施設見学会があり静岡県に行ってきた。S社の本社ビルでいろんな省エネ手法が採用されたうえで、CHP、潜顕分離+デシカントなど効率向上システムや太陽光・太陽熱などの再生可能エネルギーを積極的に取り入れた最先端の建物であった。

そこで目を引いたのがアースチューブの取り入れ口の様子、小さな池の真ん中にしゃれた黒い箱状の外気取り入れはあった。水面から取り入れ口が相当近かったので、虫の侵入やにおいに問題はないか気になったが、設計者と施設管理者からは問題はなかったとの返事であった。

においやカビで問題のなる現場もあるようだが、問題なく性能を発揮しているケースはもっとあることに設計者は目を向けるべきではないか。また、研究者は問題の要因を明確にしその改善策を示すべきだろう。

ちなみに、この施設では真夏でもアースチューブの出口温度は25℃程度で、冬には15℃と安定していたそうだ。アースチューブの長さは100m、ピット内平均風速は最大で1.5m/sとのこと。

アースチューブの外気取り入れ口(私が見た中で一番おしゃれ)

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