学会のセミナーでは、CHP技術やエネルギー消費量の公開政策などが目を引いた。また、蓄熱技術では、地域暖房システム、CHPとの併用した蓄熱システムの例が紹介されていた。
日本では、負荷平準化と運転効率向上の利点があり、すでに事例は多くある技術であるが、アメリカでも注目を集める技術として紹介されていた。エネルギーコストの高騰や供給安定化にこれから需要が生まれる見方がつよい。
蓄熱システムの利用例については、データセンターや医療施設の冷熱源のバックアップ、プラントのチラーの負荷シフト、CHPと併用して温蓄(これは日本ではあまりないかと思ったが、)、そして、太陽光や風力発電のエネルギー貯蔵先(ヒートポンプで蓄冷しておく)としての活用可能性について語っていた。日本では、すでに考えられていた技術・応用例かもしれないが、改めて発表を聞くと覚醒される。なるほどとつい思ってしまった。
ここで、先を取らせないために、やることは多いだろう。頑張ろう
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